文献詳細
文献概要
特集 放射線部門の問題をさぐる
ラジオアイソトープの新しい管理
著者: 筧弘毅1
所属機関: 1千葉大・放射線医学
ページ範囲:P.36 - P.41
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最近わが国においてラジオアイソトープが大学病院を中心として診療に広く,しかも大量に用いられるようになってきた.このためアイソトープの管理がいろいろな点で問題となり,その強化と合理化が要求されている.
戦後わが国でアイソトープが診療に用いられるようになってから20数年を経た.その間,私は管理体制に対して苦心を重ねてきた.最初の頃は法規も不備であり,施設のための予算も十分でなかったので,放射能による実害のないことを優先的に考え,研究や診療の実施をなるべく阻止しない方法を考えていた.
最近わが国においてラジオアイソトープが大学病院を中心として診療に広く,しかも大量に用いられるようになってきた.このためアイソトープの管理がいろいろな点で問題となり,その強化と合理化が要求されている.
戦後わが国でアイソトープが診療に用いられるようになってから20数年を経た.その間,私は管理体制に対して苦心を重ねてきた.最初の頃は法規も不備であり,施設のための予算も十分でなかったので,放射能による実害のないことを優先的に考え,研究や診療の実施をなるべく阻止しない方法を考えていた.
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