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文献詳細

雑誌文献

病院33巻7号

1974年07月発行

文献概要

トピックス

「放射線科専門医の会Japanese College of Radiology(JCR)」発足について

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.86 - P.86

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体系化のおくれたわが国の放射線医学
 日本の放射線科は歴史は結構ふるいが,その形は大学によって著しく異なっていた.そのため放射線医学のある部分は外国をもしのぐレベルに達したりするが,それが永続せず,また各所に断裂があって放射線医学の体系としては著しくおくれてきたことは衆目の一致するところである.
 これは,日本の医療体系が医師に自分の患者を何から何までみさせて,他の医師に相談をさせないというムダなまた低い組織レベルにとどまることを強制させてきた.いわゆる各科のセクショナリズムにもよるが,放射線科医の側にもそれを易として各自好き勝手なことをし現在の患者の全貌を見ない,外からみると内容のわからない放射線科にした責任があると思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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