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文献詳細

雑誌文献

病院34巻10号

1975年10月発行

文献概要

ホスピタル・トピックス 放射線

被曝線量を低減する新螢光体増感紙

著者: 中村実

所属機関:

ページ範囲:P.39 - P.39

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 放射線部門では,なんといっても,そのウェイトはX線診断が主である.その利用度もますます増加の一途をたどっていることは当然のことだけに,国民遺伝有意線量の増加が心配になって,国民の受ける放射線被曝線量の軽減が叫ばれるようになってきた.
 医師や放射線技師の自覚と努力しだいで被曝線量は簡単に低下させることができるし,X線装置の改善やX線フィルム,蛍光増感紙の高感度への研究も大きく進歩して,従来考えられなかったような新しい蛍光体(希土類物質)が発見され,新しいX線増感紙が開発され,感度が現在のX線フィルムを使用しても2倍にもなって被曝線量は1/2に減少することができ,加えてこの新蛍光体増感紙に線感色性X線フィルムを併用することによって,感度が4倍以上にもなるということである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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