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研究と報告【投稿】
医療機関における診療用放射性同位元素による汚染状況の測定
著者: 浜田政彦1
所属機関: 1国立がんセンター放射線科
ページ範囲:P.84 - P.87
文献購入ページに移動医療機関においては,放射性同位元素の使用施設,使用件数ともに年々急増し,X線診断件数に達するのも遠くないとみられている.国内で診療,研究に用いられた放射性医薬品などの総量は,昭和49年で99mTcでは500Ci,198Auおよび131Iでは100Ci,67Gaおよび133Xeで10Ciを超すに至った.
さて,最近の放射性医薬品による核医学診断の特徴はシンチカメラの普及とラジオイムノアッセイなどの試料検査の急増であり,これによって使用される放射性医薬品の種類と量が変わり,施設の管理,安全取扱いの対策についても,なんらかの進歩が求められるのは当然である.
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