文献詳細
文献概要
特集 病院間の協同 アメリカにみる協同・3
サマリタン・ヘルス・サービス
著者: 一条勝夫1
所属機関: 1自治医科大学,病院管理学
ページ範囲:P.45 - P.47
文献購入ページに移動Mergerの動機
病院は,おかれた地域の医療需要の大きさで,その規模が決められるものである.数十万という都会では,何百床でも,あるいは1,000床をこえる大病院でも成立つであろうが,人口が数千のところでは病院どころか診療所でさえ経営できないであろう.
アメリカ合衆国アリゾナ州の首都人口56万のフェニックスにあるThe Samaritan Health Service Incor-poratedの会長Morris氏は,「アメリカ全人口のうち3,500万人が5,000人から10,000人の小さな町に住んでいる.こうした小さな町でもアメリカのように広くちらばっているところでは,それぞれに病院が必要である.だからアメリカの病院では100〜125床ぐらいの小病院が多く,500床以上の病院は5%にもみたない.
病院は,おかれた地域の医療需要の大きさで,その規模が決められるものである.数十万という都会では,何百床でも,あるいは1,000床をこえる大病院でも成立つであろうが,人口が数千のところでは病院どころか診療所でさえ経営できないであろう.
アメリカ合衆国アリゾナ州の首都人口56万のフェニックスにあるThe Samaritan Health Service Incor-poratedの会長Morris氏は,「アメリカ全人口のうち3,500万人が5,000人から10,000人の小さな町に住んでいる.こうした小さな町でもアメリカのように広くちらばっているところでは,それぞれに病院が必要である.だからアメリカの病院では100〜125床ぐらいの小病院が多く,500床以上の病院は5%にもみたない.
掲載誌情報