文献詳細
文献概要
精神医療の課題
精神科における医学管理料の考え方
著者: 亀井康一郎
所属機関:
ページ範囲:P.88 - P.92
文献購入ページに移動まえがき
精神科における医学管理料をいかに考えるかということは,われわれ精神医療に携わるものにとって,非常に重大な問題である.これは,単に入院時医学管理料として,各科共通に保険制度の中に組み入れられている対象のみに,論点を限定することができない複雑な要素を,われわれの領域は包含しているからである.そこには,「入院時」という言葉をはずした医学管理を必要とされる場合が,あまりにも多く存在している.
この問題を,基本的立場と,その具体的展開の両方向より考察する必要があるが,現時点ではなかなか困難な課題である.
精神科における医学管理料をいかに考えるかということは,われわれ精神医療に携わるものにとって,非常に重大な問題である.これは,単に入院時医学管理料として,各科共通に保険制度の中に組み入れられている対象のみに,論点を限定することができない複雑な要素を,われわれの領域は包含しているからである.そこには,「入院時」という言葉をはずした医学管理を必要とされる場合が,あまりにも多く存在している.
この問題を,基本的立場と,その具体的展開の両方向より考察する必要があるが,現時点ではなかなか困難な課題である.
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