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病院の新しい職種
透析療法士
著者: 柴田猛1
所属機関: 1虎の門病院分院,腎センター
ページ範囲:P.76 - P.76
文献購入ページに移動わが国で透析療法が広く一般臨床に普及されるに至ったのは,透析治療が更生医療の対象となった1972年からである.現在,全国の慢性透析患者数は約10,000名で,今後さらに増加して,最終的には50,000名前後に達するものと推定されている.これらの患者の治療を行うには,現在の透析方法では,少なくとも約20,000台の治療設備と,これを上まわる透析従事者が必要となってくる.このため今後,病院では早急な医療体制の確立と,それに伴う透析従事者の養成を行わなければならない.
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