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特集 「社会の声」を聞く 「社会の声」と医療人の提言
救急医療対策への提言
著者: 新村明1
所属機関: 1長野県厚生連篠ノ井病院
ページ範囲:P.30 - P.31
文献購入ページに移動休日,夜間に問題が多く発生しているのは,われわれ医療担当者としても誠に残念なことであり,休日,夜間の救急体制を早急に確立しなくてはならないが,救急医療体系そのものが全くできていないということから始まって,未解決のことが余りにも多すぎるのである.しかし一方,時間外の救急患者として訪れる約半数は,救急とはいえないものであるというデータも出ており,さらにわれわれの病院の統計では,本当の意味での救急患者は約30%にしか過ぎず,この点にも大いに問題がある.これは国民全体の問題として,真剣に考えなくてはならない.
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