文献詳細
文献概要
一頁評論
巨大病院社会の中の無医・無看護地区—あらためて「病者のための人権宣言」を思いおこして
著者: 高橋孝文1
所属機関: 1宮城県整肢拓桃園
ページ範囲:P.49 - P.49
文献購入ページに移動医学や医療福祉の世界は,本来,病人をいやし,救うための重責を担っている.それにもかかわらず,患者の扱いの上では,人権にかかわる社会問題として取りざたされる報道があとを絶たない.医療保護下における患者の人権が問われた朝日訴訟もそうであったが,水俣病,サリドマイド訴訟や,最近の大腿四頭筋拘縮症の多発,各地に起こった救急患者タライ回し死亡事件など,それぞれにさまざまな社会的センセーションを巻き起こしている.
掲載誌情報