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病院建築・83
埼玉県立がんセンターの設計
著者: 込山俊二12
所属機関: 1株式会社山下設計東京支社 2建築設計部
ページ範囲:P.65 - P.71
文献購入ページに移動全国有数の医療過疎地帯と言われる埼玉県にがんセンターの企画がスタートしたのは,もう5年以上も前になる.そして,昨年11月ようやく開院にこぎつけた.がんセンターの設立は,埼玉県制百周年記念事業のひとつとして,医療機構整備体制の充実を図るためのもので,企画のスタートでは,がんセンター,循環器センター,リハビリテーションセンター,の3つの柱を立てた「埼玉県立総合医療センター」の設立であった.そして,その立な内容は, 1)医療の最高水準を行く高度の精密医療機関とする. 2)県立として,採算主義をとらない. 3)医療技術の開発に貢献する. 4)将来,埼玉大阪学部が新設されるような場合,付属病院になりうる規模と構想をもつ.と発表された(読売新聞1970年〜7月17日).
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