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特集 病院と輸血管理
輸血部の最新のシステム
著者: 臼井亮平1
所属機関: 1日本大学医学部輸血部
ページ範囲:P.25 - P.29
文献購入ページに移動大学病院,大病院には輸血部が設立されるようになり日赤血液センターとの業務提携のもとで円滑な輸血ができる体制下にあるが,最近血液成分療法(blood compo-nent therapy)について日本医師会,日本輸血学会から血液の有効な利用と全血輸血による副作用が指摘された.輸血の革命ともいうべき時期に到来したのであるが,成分輸血の行われている病院はまだ少数であって,全輸血量から見ればこの問題は,これから積極的に適応を選んで推進すべきである.血液成分療法が全輸血量の何%を占めているかによって,その病院の治療内容の格づけになるとまでいわれている.
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