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文献概要
院内管理のレベル・アップ 薬剤 薬剤管理概論・3
在庫管理(理論編)
著者: 岩崎由雄1
所属機関: 1東京大学付属病院分院薬剤部
ページ範囲:P.64 - P.65
文献購入ページに移動病院において薬品・衛生材料などその都度購入して使用すれば在庫は常にゼロですむ.たとえその都度でなくとも,ある程度まとめて購入すれば,消費量と購入(発注・受注)調達期間が常にコンスタントであるなら,一皮購入したものが在庫ゼロになったとき,即時受注できるようにできるなら欠品という現象を起さず在庫管理ができる.しかも最も経済的である.しかしこれは特別の条件下で可能であって,通常は欠品によって病院における医療に支障をきたさないように,いわゆる予備的在庫(最低常備量)により薬品管理を行っているのが現状である.最低常備量は単に経済的問題のみでなく,在庫に要する倉庫面積,出納に要する人員(労働・作業)問題との相関がある.
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