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ケース・レポート脳卒中
一般病院におけるStroke Clinicの実績と問題点—脳卒中医療の体系化へのアピール
著者: 林弘1 平出聡1
所属機関: 1東京逓信病院内科
ページ範囲:P.27 - P.31
文献購入ページに移動 わが国における脳卒中は,人口高齢化時代を迎えて,量的にも質的にも重大な社会問題を提起しているにもかかわらず,あまりにもありふれた成人病であるために,一部の公害病や,いわゆる難病の陰にかくれて,医療面でも社会政策面でも大きな遅れをとっている.しかし,患者とその家族はもちろん,臨床医や各種医療施設の当面する問題は,もはやこのまま看過できない現状に達している.
われわれは,一般病院の内科医として永い間この問題の深刻さを思い知らされたあげく,窮余の策として昭和45年以来,ささやかなStroke Clinicを運営し,開設初期の構想と展望については,すでに本誌第29巻7号に報告したが,その後曲りなりにも脳卒中医療の体系化を志し,いささか努力を続けて来たので,過去4年間の実績を報告し,同じ問題を抱えておられる臨床医諸氏ならびに関係する専門家各位に訴え,この際わが国における脳卒中医療の一貫した体系化へのアピールを行いたい.
われわれは,一般病院の内科医として永い間この問題の深刻さを思い知らされたあげく,窮余の策として昭和45年以来,ささやかなStroke Clinicを運営し,開設初期の構想と展望については,すでに本誌第29巻7号に報告したが,その後曲りなりにも脳卒中医療の体系化を志し,いささか努力を続けて来たので,過去4年間の実績を報告し,同じ問題を抱えておられる臨床医諸氏ならびに関係する専門家各位に訴え,この際わが国における脳卒中医療の一貫した体系化へのアピールを行いたい.
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