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文献詳細

雑誌文献

病院36巻11号

1977年11月発行

文献概要

グラフ

"手づくりの療育"を実践する—肢体不自由児施設高知県立子鹿園

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ページ範囲:P.9 - P.14

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 肢体不自由児の〈リ〉ハビリテーションには,しばしば"療育"という言葉が用いられる.これは,肢体不自由児施設の根本理念を表象したもので,療育事業の先駆者,故高木憲次博士が,発育過程にありながら四肢・体幹に障害を持つ子どもたちの全人的ケアを目指して,"医療と教育"あるいは"医療と養育"の合成語として考案されたものという.
 当然のことながら,肢体不自由児施設には,手術・治療・訓練といった医学的ケアを中核として,教育や生活指導等,児童に必要なあらゆる機能が要求される.特に教育の場として,養護学校や普通学校の分校が併設され,対象児を中心にして緊密な連携が保たれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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