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特集 ICUの現状と展望
ICU・CCUの設計
著者: 伊藤誠1
所属機関: 1千葉大学工学部
ページ範囲:P.40 - P.46
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本誌ではじめてICUが取り上げられたのは,今から約12年前,1965年4月のPPC特集号においてであった.その前年の第14回日本病院学会の専門集会で行われたPPCに関するシンポジウムでの発言者がほとんどそのまま執筆している.内容は,当時のこととて,ほとんどアメリカでの考え方や経験の紹介に盡きているが,筆者もたまたま1962年の訪米ではじめてICUを見学し,またその折,ワシントンの公衆衛生局でPPCに関する建築設計の概説書を入手していたので,それらをもとに話したり書いたりした.
その特集で,聖路加病院の牧野永城先生1)は,アメリカでもPPCはともかくICUだけはどんどん増えつつあり,その発展は時間の問題であろうと述べておられるが,その見通しはそのまま日本にも当てはまることとなった.
本誌ではじめてICUが取り上げられたのは,今から約12年前,1965年4月のPPC特集号においてであった.その前年の第14回日本病院学会の専門集会で行われたPPCに関するシンポジウムでの発言者がほとんどそのまま執筆している.内容は,当時のこととて,ほとんどアメリカでの考え方や経験の紹介に盡きているが,筆者もたまたま1962年の訪米ではじめてICUを見学し,またその折,ワシントンの公衆衛生局でPPCに関する建築設計の概説書を入手していたので,それらをもとに話したり書いたりした.
その特集で,聖路加病院の牧野永城先生1)は,アメリカでもPPCはともかくICUだけはどんどん増えつつあり,その発展は時間の問題であろうと述べておられるが,その見通しはそのまま日本にも当てはまることとなった.
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