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小児専門病院へ転換—国立療養所香川小児病院
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ページ範囲:P.9 - P.14
文献購入ページに移動 国立療養所の重要な柱の一つであった結核対策は,医学・医療の進歩により年々実績をあげ,患者も減少してきた.その結果,現在,全国の国立療養所はその進路を検討し,新しい歩みを始めつつある.その中でも,早くから時代の趨勢を先取りし,また地域の医療ニードを的確に把握して,ユニークな転換を図ったのが国立療養所香川小児病院(久保融院長)である.
この病院は,明治30年第11衛戌病院として創立され,その後,陸軍病院に,昭和20年に厚生省に移管され戦後設立の国立善通寺病院の伏見分院となり結核,精神神経科を担当した.さらに昭和31年に結核療養所に転換し国立香川療養所と改称,そして昭和50年4月より,国立で二番目の小児專門医療機関である国立療養所香川小児病院として新たに発足したものである.
この病院は,明治30年第11衛戌病院として創立され,その後,陸軍病院に,昭和20年に厚生省に移管され戦後設立の国立善通寺病院の伏見分院となり結核,精神神経科を担当した.さらに昭和31年に結核療養所に転換し国立香川療養所と改称,そして昭和50年4月より,国立で二番目の小児專門医療機関である国立療養所香川小児病院として新たに発足したものである.
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