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大阪東南部に堂々たる呼吸器病センター—大阪府立羽曳野病院を訪ねて
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ページ範囲:P.9 - P.14
文献購入ページに移動羽曳野病院は大阪府にある4つの府立病院(大阪成人病センター,大阪府立病院,羽曳野病院,中宮病院(精神))の一つで,昭和30年代には1,000床を有する府立療養所羽曳野病院として,関西地区における結核対策の技術的な中枢であったが,昭和38年頃より,結核患者の高齢化とともに合併症や慢性閉塞性肺疾患などの増加傾向が見えはじめたので結核の他に一般内科,小児科,皮膚科,眼科,耳鼻科などを逐次増設していった.昭和48年には地上12階,地下1階の堂々たる新病棟を完成,病棟とは別棟の診療棟(本館4階建)にはRCUをはじめ,オンラインシステムで作動する各種医療器機を配置して呼吸器病センターとしての陣容を整え,現在入院患者は結核700床,一般300床でほぼ満床,風光明媚な河内平野(大阪府東南部)の一画に新設医大なみの威容(敷地57,316坪)を見せている.近い将来研究所の併設も子定されている.
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