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文献概要
院内管理のレベル・アップ 放射線 放射線部門の管理・5
フィルムのマイクロ化の試み
著者: 榊原聰彦1
所属機関: 1日大医学部放射線医学教室
ページ範囲:P.50 - P.51
文献購入ページに移動さて在来,現像室を出た撮影フィルムは,主治医のもとに送られて利用され,保管され,当面不要となれば順次倉庫入りとなって,一定期間経過後は事情に応じてしかるべく処分されることが通常であったと思う.しかし,そのやり方では,相互連絡の困難さのために担当医以外のフィルム利用の円滑を欠き,不要の撮影の原因となり,あるいは紛失散乱を来たし,また不統一に倉庫に送られたフィルムは雑然と山積みされて死蔵としか申しえぬ状態になってしまうこともしばしばあった.加えてフィルムは診療上の資料であるばかりでなく,教育にも,研究にも得がたい財産であるため,もし可能ならば法定期間などに関わることなく,そのすべてを長期間保存したい希望がある.
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