文献詳細
研究と報告【投稿】
文献概要
X線フィルムの完全な保管と利用は,放射線診療にとって久くことはできない.その前提として,1患者1番号制の採用が必要であり,ファイリングの方法として,Terminal Digit方式が提唱されている1).
フィルムを集中保管すれば,その利用と検索が能率よく行われるが,ファイルの貸出し,移動を正確に把握し,迅速に診療側の要求に応じていくには,非常に熟練した事務員の忍耐とモラルが必要である.日増しに増加するファイル量に応じて業務は多忙になり,やがては単に人員の増加だけでは解決できず,より能率のよい方法が求められる.コンピュータを利用したシステムが必要となるのである.そこでこの方画では,現在最も進んだシステムを有するMassachusetts General Hospital(MGH)2-4)の放射線科システムを紹介し,参考に供したい.
フィルムを集中保管すれば,その利用と検索が能率よく行われるが,ファイルの貸出し,移動を正確に把握し,迅速に診療側の要求に応じていくには,非常に熟練した事務員の忍耐とモラルが必要である.日増しに増加するファイル量に応じて業務は多忙になり,やがては単に人員の増加だけでは解決できず,より能率のよい方法が求められる.コンピュータを利用したシステムが必要となるのである.そこでこの方画では,現在最も進んだシステムを有するMassachusetts General Hospital(MGH)2-4)の放射線科システムを紹介し,参考に供したい.
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