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文献詳細

雑誌文献

病院36巻5号

1977年05月発行

院内管理のレベル・アップ 医事

医事業務レベルアップのためのポイント・4

医事課員として基礎医学知識の必要性とその限界点

著者: 三上晃1

所属機関: 1三井記念病院医事課

ページ範囲:P.56 - P.57

文献概要

はじめに
 医事課員の病院内における位置づけは一般に低いといわれている.病院は医療を中心とした企業体であるから,当然医師,看護婦が主役となる.俗にこれらは封建社会における士農工商に置き換えられ,"商"的存在に医事課が該当するといわれている.他部門から"事務屋"と呼ばれた時,あまり良い気分にはならない.そんな経験のない医事課員はごく限られた人達と思う.
 これを客観的に考えてみると,至極当然と思う点が多々ある.というのは,医療を行うのに,医師は医学を学び,その後研修期間があり,研修後も常に勉学・研究を惜しまないさらに勤務後もクリニカル・カンファランス(C.C.)と称し,症例検討に常時努力している.一方看護婦も,看護の専門教育を経て,勤務後も看護検討会などを行い,常に日進月歩の医学に医療にアプローチし,チーム・ナーシングへ,さらに看護の独立を目指し努力している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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