icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院36巻8号

1977年08月発行

文献概要

病院とリハビリテーション

脊髄損傷者の社会復帰について

著者: 堀口銀二郎12

所属機関: 1堀口整形外科病院 2琴の浦リハビリテーションセンター

ページ範囲:P.27 - P.30

文献購入ページに移動
 脊髄損傷の治療については,整形外科を中心としてすでにある程度の成績をおさめている.また,リハビリテーションにおける基本的な原則や方法論は,すでに多くの専門書に記載され発表されている.が,なお多くの問題を残している。また,脊髄損傷といっても上位損傷,特に頸髄損傷の場合は極めてむずかしい条件が伴ってくる.四肢,体幹の完全麻痺は,現在の医療ではまさに不治の疾病といわざるを得ない.まして,これらの人々の社会復帰という点に関しては,欧米のそれに比して未だ大きな格差のあることは事実である.
 本論文においては,脊髄損傷者を中心として,重度身体障害者の社会復帰に関し私見を述べたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?