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文献詳細

雑誌文献

病院36巻8号

1977年08月発行

文献概要

研究と報告【投稿】

総合病院入院患者の心理について

著者: 坂部先平1 望月晁1 黒木健次1 鹿野寿満1

所属機関: 1日本大学医学部精神神経科

ページ範囲:P.75 - P.78

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 総合病院では入院患者に関するさまざまな問題の起ることが知られている.たとえば,職員と患者間,患者同志に,小は些細な不満から大は医療上の問題まで,その中には管理者にとっては深刻な問題である自殺のケースも含まれている.このことは病院の組織化,社会化に伴って増大の傾向にあることも周知の事実である.病院管理に関する研究は多様化する医療の実態,設備の工夫などについてのものに比べて,人間関係,とくにその基本になる患者の心理についてのものは精神病院におけるものを除いては,あまり行われていない.筆者らは遠隔地にある二つの総合病院においてpilot studyを試みたところ,両者の入院患者の心理に同様の傾向を認めたので,この結果を糸口にして本研究を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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