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文献概要
院内管理のレベル・アップ 病理 病院病理部門の課題・3
大学病院における病理部(その2)—日大板橋病院の例
著者: 桜井勇1
所属機関: 1日大・第2病理,病院病理部生検室
ページ範囲:P.60 - P.61
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大学附属病院では日常の診療の他に,教育と研究という使命が課せられている.日常診療で,診断予後の推定・治療方針の決定に対して病理医の果たす役割は大きい.また剖検を通じて,診療各科所属医師の卒後教育の一端を荷っている.したがって当然病理医の働ける場所,組織,人員が病院内に配置されるべきである.しかし,わが国では必ずしもこの考えがすべての大学にゆきわたってはいない.多くの大学では未だ,剖検・生検業務に従事する病理医の定員が病院内にはなく,講座定員の範囲内で病院へのサービス業務を行っている.
大学附属病院における病理医絶対数の不足は,一般病院ほどではないが,講座定員は病院での業務のない他の基礎医学教室と同数であり,剖検・生検業務が大きな負担になる.
大学附属病院では日常の診療の他に,教育と研究という使命が課せられている.日常診療で,診断予後の推定・治療方針の決定に対して病理医の果たす役割は大きい.また剖検を通じて,診療各科所属医師の卒後教育の一端を荷っている.したがって当然病理医の働ける場所,組織,人員が病院内に配置されるべきである.しかし,わが国では必ずしもこの考えがすべての大学にゆきわたってはいない.多くの大学では未だ,剖検・生検業務に従事する病理医の定員が病院内にはなく,講座定員の範囲内で病院へのサービス業務を行っている.
大学附属病院における病理医絶対数の不足は,一般病院ほどではないが,講座定員は病院での業務のない他の基礎医学教室と同数であり,剖検・生検業務が大きな負担になる.
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