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文献詳細

雑誌文献

病院37巻1号

1978年01月発行

文献概要

特集 病院と経営主体 問い直される設立目的

日本赤十字社病院

著者: 遠藤保喜1

所属機関: 1日本赤十字社本社衛生部

ページ範囲:P.21 - P.23

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沿革と現状の概要
 時代の推移と社会経済環境の変化は,病院経営にも大きな影響を及ぼすものであるが,とくに永い歴史を有する病院の場合はその度合も大きく,設立目的にもかなりの変化を来すことは避け難いのではないかと思われる.創設以来90年余の歳月を経過している赤十字病院は,その意味での影響を多分に受けている好例であろう.
 赤十字病院が,どのような目的で設立されて今日に至っているのか.それには大平洋戦争の敗戦という,わが国の歴史上最大の転機をはさんだ,戦前,戦中,戦後にわたる,永い赤十字病院の歴史に触れねばならない.赤十字病院の歴史は明治19年7月,時の博愛社病院の設立に始まっている.博愛社病院は,赤十字社の前身である博愛社が設立したものであるが,明治20年に博愛社が日本赤十字社となったことに伴い,赤十字社病院となり,さらに日本赤十字社中央病院を経て,現在の日本赤十字社医療センターとなっているのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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