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文献詳細

雑誌文献

病院37巻10号

1978年10月発行

文献概要

院内管理のレベル・アップ 滅菌・消毒 感染管理の理論と実際・4

主な滅菌・消毒剤とその利用法

著者: 川北祐幸1

所属機関: 1順天堂大学病院管理学

ページ範囲:P.842 - P.843

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 滅菌・消毒の条件と方法について,前回では述べたが,病院で実際に行う時には,手術材料その他の衛生器具・材料は,物理的手段が利用され,種々の条件を比較的一定にしやすいので,滅菌・消毒に対する知識を十分に持った人が,定められた順序に正しく操作してゆけば,まず間違いなく滅菌・消毒を行うことができる.
 しかし,病院における滅菌・消毒は,むしろこれ以外のものが多く,そして感染予防にはそれらが最も大切なことである.たとえば患者や職員自身の体,使用したリネン,食器,その他の生活用品,排泄物あるいはベッド,部屋,空気といったように,非常に大型・多量のものにまで及んでくる.そしてこれらは,化学薬品を用いて,滅菌・消毒をするわけである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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