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文献概要
精神医療の模索・11
外来診療所と病院
著者: 多賀谷譲12
所属機関: 1昭和大学烏山病院 2多賀谷医院
ページ範囲:P.947 - P.951
文献購入ページに移動現実の社会の第一線の医療を担っている精神科診療所の存在とその意義とは,一般にも漸く理解されはじめたようである.いわば医療社会の中で,いつの間にかはっきりと市民権を得てきたといえようし,むしろその役割は精神医療の中で,今後ますます重くかつ大きくなりつつあるのが現状である.
そこで在来の精神病院を中心とした医療体制と並んで,あるいはそれを補足し補強する形で,生活の場の中で治療する精神科診療所医療の系列が加わってきたといえるわけである.
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