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精神医療の模索・2 患者の人権
精神病患者ないしは患者とされる者の人権はいかに守られるべきか
著者: 寺嶋正吾1
所属機関: 1福岡家庭裁判所医務室
ページ範囲:P.158 - P.161
文献購入ページに移動どの国家においても,社会にとって「危険な者」に対しては警察権限("police power")によって対応し,社会を防衛しようとする.また,「自らを保護しえない者」に対しては国が代って「保護者としての国」の権限("parens patriae"power)をより所としてその者を保護する.このふたつの基本的考えが法律の形で実体化されている3,15).
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