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新病院建築第3回
国立循環器病センター病院の設計を担当して
著者: 江原庸治1
所属機関: 1伊藤喜三郎建築研究所
ページ範囲:P.237 - P.244
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まず国立循環器病センターの設立までの経緯について述べたい.
近年,特に著しい中高年齢層の人口増加に伴って,その死因を昭和50年度厚生白書より引用すると,1位脳血管疾患24.8%,2位悪性新生物(がん)19.4%,3位心疾患14.1%であり,循環器疾患が38.9%と2位のがんを大きく上回っている.また新生児,乳幼児の先天性心疾患についても,成人病対策と同じく,重要な課題となっている.
まず国立循環器病センターの設立までの経緯について述べたい.
近年,特に著しい中高年齢層の人口増加に伴って,その死因を昭和50年度厚生白書より引用すると,1位脳血管疾患24.8%,2位悪性新生物(がん)19.4%,3位心疾患14.1%であり,循環器疾患が38.9%と2位のがんを大きく上回っている.また新生児,乳幼児の先天性心疾患についても,成人病対策と同じく,重要な課題となっている.
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