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特集 病院の汚染防止
空気汚染の管理
著者: 望月正雄1
所属機関: 1森村協同設計事務所
ページ範囲:P.370 - P.375
文献購入ページに移動 病院には病原菌に対する抵抗力の弱い患者が多数収容されているため,一般の建物における空気清浄度,あるいは温湿度条件の維持のみを考えただけでは不十分であって,病院内の空気の流れ,用途に応じた温湿度条件の設定,逆流防止,高清浄度を要する室の清浄度の維持,RIなどによる空気汚染の防止など幅の広い対策が要求される.
図1は相対湿度と細菌の生き残る割合との関係を示したものであって,相対湿度が50%の時に浮遊細菌は約10分後に死滅するが,相対湿度20%,あるいは80%の時には浮遊後120分経過しても,その大部分が生存している.したがって病院においては,一般の建物より相対湿度のコントロールが重要であることがわかる.
図1は相対湿度と細菌の生き残る割合との関係を示したものであって,相対湿度が50%の時に浮遊細菌は約10分後に死滅するが,相対湿度20%,あるいは80%の時には浮遊後120分経過しても,その大部分が生存している.したがって病院においては,一般の建物より相対湿度のコントロールが重要であることがわかる.
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