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文献詳細

雑誌文献

病院37巻5号

1978年05月発行

院内管理のレベル・アップ 看護

看護部門のレベルアップのために・2

中央滅菌材料室を考える

著者: 京谷光子1

所属機関: 1帝京大学附属病院・中央滅菌材料室

ページ範囲:P.396 - P.397

文献概要

はじめに
 病院における中央滅菌材料室(以下中材と略す)は,各診療部門に共通の仕事を中央化して無駄を省き,能率的に迅速に正確に,そして安全に良心的に信頼される滅菌,洗浄,品質管理を行い,診療看護に必要な器具器材を供給することを目的としており,病院機能の中枢として不可欠の存在になってきたことは周知の通りである.そして,患者の安全,治療の効果を考えるとき,中材から払い出される器具器材は必ずその安全性を問われ,滅菌ずみ器材に関しては必ず無菌性を保証されていなければならない.中材に与えられた責任は極めて大にして,中材の業務の運営が病院全体に及ぼす影響は少なからぬものがあると考える.
 医療技術の進歩に伴い,それぞれの医療の場で使用される器具器材も多様化し,中材の管理という面においても複雑化の一途をたどりつつあるが,供給する器材を使用部署まで運び患者の身体に触れるまでいかに安全無菌に保つかは,すべて中材の責務と考えるべきであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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