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脚光浴びる救命救急センター—社会保険広島市民病院
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ページ範囲:P.441 - P.446
文献購入ページに移動 医療の原点といわれ,今日の焦眉の課題として総合的な対策が急がれる救急医療——中でもとりわけ社会問題視されている"たらい回し"防止策として厚生省は昭和51年度,三次救急を担う救命救急センターの増設を予算化した.そして,脳卒中・心筋梗塞・頭部外傷など救命に一刻を争う重篤患者を対象とすることから,同センターを,高度な専門的診療機能を有する500床以上の病院に付設することを打ち出した.社会保険広島市民病院は,51年度に第一陣として優先指定を受けた全国4病院のひとつで,52年7月1日にセンターを発足,その整然とした運営が全国の注目を集めている.
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