icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院37巻7号

1978年07月発行

文献概要

ホスピタル・メモ 検査

孵卵器

著者: 吉野二男1

所属機関: 1神奈川県立衛生短期大学

ページ範囲:P.539 - P.539

文献購入ページに移動
 鳥類が生んだ卵をかえすときに,自分自身の体温で温めることはよく知られていることで,これは卵とともにまわりの環境温度を一定に保つことが主な要件のようである.鶏を飼育することになって,多数の卵をかえすのに親鶏に温めてもらっていたのでは,とても間に合わなくなってきたのでそのために,温度条件だけを人工的に作り,卵をかえそうとした容器が孵卵器と呼ばれたものである.
 検査や試験をうまく行うためにはいろいろの条件が要求されるが,環境の温度も重要なもののひとつで,温度によって化学反応の速度や微生物の発育は大きく影響される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら