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文献詳細

雑誌文献

病院37巻8号

1978年08月発行

文献概要

院内管理のレベル・アップ 滅菌・消毒 感染管理の理論と実際・3

滅菌・消毒の条件と方法

著者: 川北祐幸1

所属機関: 1順天堂大学病院管理学

ページ範囲:P.666 - P.667

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 滅菌と消毒の,その意味する内容が,異なっていることは皆さん十分ご承知のことと思う.すなわち,滅菌とは,ある物質から,すべての微生物および芽胞を殺して無菌状態にすることであり,消毒とは,人間に対して病原性のある微生物を除くことで,非病原性の菌は,そこに存在していてもかまわないことを意味している.
 そこで,先に述べたように,現代医療の中では,人間の側に微生物に対する感受性の変化を来たす種々の条件が出てきたことを考えると,滅菌については,その意味するところは,昔も今も,さらに今後も変ることはないが,消毒については,その内容が,変ってもおかしくないことに気がつくであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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