文献詳細
文献概要
新・病院建築・9
大阪府立成人病センター新病院—高度の機能を高層集約型ブロックプランに
著者: 伊藤誠1
所属機関: 1千葉大学工学部
ページ範囲:P.761 - P.768
文献購入ページに移動 大阪府立成人病センターの名前は既に広く知られている.開所以来20年近い歴史をもち,その間がんや脳卒中・心臓病の分野で数々の輝かしい成果を挙げてきた.国立循環器病センターが同じ大阪に開院したのはようやく昨年のことである.また,当センターのがん部門が開設されたのは国立がんセンターより1年ほど早い.このあたりが大阪独特の先進性なのであろう.
また、機能内容の面でも施設の,点でも,その成長ぶりはまことに堅実そのもので,危げな足どりは微塵も感じられない.この度,隣接用地が買収できたのを機会に,病院部門の本格的な整備充実がはかられた.6期にわたる建設の過程が大阪独特の堅実性を語っているように思う(表).
また、機能内容の面でも施設の,点でも,その成長ぶりはまことに堅実そのもので,危げな足どりは微塵も感じられない.この度,隣接用地が買収できたのを機会に,病院部門の本格的な整備充実がはかられた.6期にわたる建設の過程が大阪独特の堅実性を語っているように思う(表).
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