icon fsr

文献詳細

雑誌文献

病院38巻3号

1979年03月発行

特集 病院検査部門の動向と問題点

資料

宿日直によって行う緊急検査と労働基準法

著者: 笹川靖雄1

所属機関: 1労働省

ページ範囲:P.232 - P.233

文献概要

 〔答〕病院等の医療機関においては,よく日勤のことを日直勤務,夜勤のことを宿直勤務と呼んでいるところがあるようだが,労働基準法上の宿直勤務あるいは日直勤務というのは,性格を異にし,単に夜間に勤務するとか日中に勤務するとかいう区分を呼称するのではない.
 労働基準法上の宿日直勤務とは,通常の勤務とは全く違った勤務態様を意味するものであり,例えば,病院における看護婦の通常の業務といえば,外来患者の受付を始めとして,診療の補助業務等の看護業務全般が該当してくるが,宿日直業務は原則としてこれらの業務は含まず,所定の勤務時問外における火災,盗難防止のための定時巡回,緊急の文書や電話の収受,あるいは非常事態に備えた待機等の業務態様を意味するものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら