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病院の原価管理—第7回 手術部門の原価計算
著者: 黒田幸男1
所属機関: 1済生会中央病院
ページ範囲:P.594 - P.595
文献購入ページに移動 採算性手術部門の採算性は極めて悪い.昭和48年調査では61.4%と大幅な欠損額を出し,50年では,49年における手術点数の大幅改定の影響もあって15.9%に減少したものの,52年調査では再び39%と欠損額は増加した.それを損益分岐点図でみたのが図40である.各調査月の損益分岐点収益は48年では9,750千円,50年12,100千円,52年17,900千円になるので,それぞれの調査月における収益不足額は48年3,975千円(不足率68.0%),50年1,990千円(同19.7%),52年5,319千円(同42.3%)と50年を除き2倍前後に及ぶ収益不足状況がその原因であることが原価計算結果からみても明らかである.
これを手術件数1件当たり収益対原価(図41)でみるとその収益/原価は48年62.0%,50年86.3%,52年73.0%になっている.
これを手術件数1件当たり収益対原価(図41)でみるとその収益/原価は48年62.0%,50年86.3%,52年73.0%になっている.
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