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文献詳細

雑誌文献

病院38巻7号

1979年07月発行

文献概要

講座 入門・診療記録管理・7

保管業務のポイントと用具

著者: 栗田静枝1

所属機関: 1聖路加国際病院診療記録管理室

ページ範囲:P.598 - P.599

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XIV.保管業務の目的と方法
1.保管の目的
 診療記録の保管(ファイリング,filing)は,完全な診療記録管理を行うために最も基本となる重要な作業のひとつで,ただ単に診療記録をしまっておくということではない.正しいファイリングをすることは,診療記録を利用しやすくするための手段であり,診療記録が幅広く活用されるように整理し,必要に応じて,速やかに取り出せるようにしまっておくという大いに意義のある作業であることを忘れてはならない.診療記録は使うためにある.利用しにくいファイリングは,診療記録管理の意義を半減するといってよい.
 一口に診療記録の保管といっても,現物のままの保管,マイクロフィルムによる保管,更にはコンピュータにデータをしまいこむという方法もある,ここでは,現在,多くの病院が行っている現物のファイリングについて述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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