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文献詳細

雑誌文献

病院38巻8号

1979年08月発行

文献概要

講座 入門・診療記録管理・最終回

閲覧・貸出し・返却等の業務

著者: 栗田静枝1

所属機関: 1聖路加国際病院診療記録管理室

ページ範囲:P.678 - P.679

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XVI.閲覧,貸出し,返却
 診療記録管理室には,必ず閲覧する場所を設置しておかなければならない.そして,医師らの必要に応じて,いつでも(時間内はもちろん時間外でも早急な場合は貸出す方法をあらかじめ決めておくこと)抽出し,原則として,この場所で閲覧してもらうことが望ましい.ただし,閲覧室の広さには限度があるので,同時に多人数になると,使用者に不便をかけることになる.そのほか,参考資料として使うため時間がかかったり,調査に使われる場合,あるいは学会発表の準備で大量の診療記録が必要の場合などには,貸出し業務が行われる.
 言うまでもなく,診療記録は活用されてこそ意義があるので,貸出し・返却は日常業務のひとつであり,しかも記録室の係員はこの作業に相当量の時間を費すことになるので,貸出し・返却の手順はなるべくやりやすい方法で,しかも正確性をはからなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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