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文献詳細

雑誌文献

病院39巻10号

1980年10月発行

文献概要

新病院建築・34

燕労災病院—地域住民と密着した労災病院の計画

著者: 込山俊二1

所属機関: 1株式会社山下設計

ページ範囲:P.893 - P.898

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 燕市は,新潟県のほぼ中央にある商工業都市で,日本の洋食器製造地として,全国的に有名である.燕市の人口は約45,000人で,そのうち金属関係にたずさわる人が大半を占めている.そういう職業がらプレスなどによる切断事故,有機溶剤,粉塵等による職業病が多い.しかし,この町は全国有数の医療過疎地帯でもある.
 そこに労災病院の計画が行われた.それは,地域住民の強い要求によるものであった.そのため「燕労災病院」の設計は,労災病院の本来の性格のほかに,地域住民と密着した病院となる計画が要求された.すなわち,労災病院でありながら,燕市におけるコミュニティ・ホスピタルの役割をも果たす計画が進められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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