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文献詳細

雑誌文献

病院39巻12号

1980年12月発行

文献概要

海外の医療

40人の見たUCLA Medical Center (4)—虎の門病院のUCLA見学プロジェクト

著者: 安部節子1 山室幸子1 本間筧二2

所属機関: 1看護部 2中央放射線部

ページ範囲:P.1086 - P.1089

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ULCA見学
産科,小児病棟における印象
産科病棟
 産科はクリニック,病棟,ICU,分娩室,新生児,未熟児,NICUで構成されている.病棟とクリニックは患者中心に考えられた機能的な構造であり,同じ階に隣接して設けられているので,産前産後の指導が一貫して容易に行えるという利点がある.産科の病床数は20床,NICU19床,分娩件数は月250件,クリニックの患者数は一日120名ぐらいである.産科患者の入院日数は2日間であるため,指導面が特に重要視されるのではないかと思った.
 各分野が細分化されていることもあり,最近特に重要性が認められ,しかも日常臨床に広く普及しつつある超音波診断法,分娩監視装置などいろいろな器械の利用とか,2日で退院する褥婦の検査と保健指導,及び新生児分野では集中医療の急速な広がりによって業務の範囲を拡大するとともに,鋭い観察力を身につけ近代的装置を駆使する十分な能力を持つことが必要とされるなど,産科管理は高度に専門化されている.このことは,ナース業務の専門化にもつながっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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