文献詳細
文献概要
小特集 老人医療と福祉の課題
寝たきり老人の問題点—在宅医療と病院医療
著者: 奈倉道隆12
所属機関: 1大阪府立社会事業短大 2京都大学医学部老年科
ページ範囲:P.124 - P.126
文献購入ページに移動在宅寝たきり老人はどのような状態か
全国で30万人を越えるといわれる在宅寝たきり老人の実態を,最近の調査で見てみよう.
昭和52年に全国社会福祉協議会が,65歳以上で6か月以上床に就ききりの老人を対象に,「老人介護実態調査」(調査例数18万人)を行った.その集計結果では,図1に示すごとく,自分で移動できる人,手伝ってもらえば移動できる人,合わせて60%に達することが認められた.
全国で30万人を越えるといわれる在宅寝たきり老人の実態を,最近の調査で見てみよう.
昭和52年に全国社会福祉協議会が,65歳以上で6か月以上床に就ききりの老人を対象に,「老人介護実態調査」(調査例数18万人)を行った.その集計結果では,図1に示すごとく,自分で移動できる人,手伝ってもらえば移動できる人,合わせて60%に達することが認められた.
掲載誌情報