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文献詳細

雑誌文献

病院39巻4号

1980年04月発行

文献概要

講座 入門・ME機器の正しい使い方・8

観血式血圧モニタの正しい使い方

著者: 小野哲章1

所属機関: 1三井記念病院MEサービス部

ページ範囲:P.338 - P.339

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直接法と間接法
 血圧の測定には二つの方法がある.マンシェットと聴診器および水銀柱によるものと,血管内に,生理食塩水で満たしたカテーテルを挿入し,血圧を体外に導き,血圧トランスデューサで測定するものの二つである.前者は間接法もしくは非観血式(血を観ない方式の意)と呼ばれ,後者は直接法もしくは観血式と呼ばれる.
 間接法は,道具も手技も簡単であるが,ショック状態の異常低血圧時には測定できなくなる.直接法は,機器を必要とし,手技も比較的面倒であるが,どんな状態でも測定できる.また血圧波形も観測できるので,手術中や術後ICUなどで,モニタ用に使われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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