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文献詳細

雑誌文献

病院39巻4号

1980年04月発行

文献概要

実務のポイント 放射線 診療放射線技師の役割・5

放射線業務の能率化—むだをなくすために

著者: 松谷一雄1

所属機関: 1東邦大学大橋病院放射線科

ページ範囲:P.340 - P.341

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 病院の中で放射線部門は中央診療システムの一部門として採用され,多くの総合病院の機構の中で重要な役割を果たしている.中央化は病院管理の手段として,診療に必要な設備を一か所に集め,病院内の全科が共同で使用し,診療面からも運営の面からも能率良く効果的に業務を行うためである.中央放射線部だけでなく他に中央手術部,中央検査部,中央材料部なども同じである.
 放射線業務の能率を考えるときに,放射線科のあり方,あるいは中央放射線部のあり方が問題となってくる.このことが各方面で論議されたのも,合理的な運営のための手段が中心であったと思える.我が国では施設面のみ中央化している所が多いが,中央化の採用については長所短所があって,問題点の解決には今日なお時間を要するのではないだろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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