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文献詳細

雑誌文献

病院39巻5号

1980年05月発行

文献概要

講座 入門・ME機器の正しい使い方・9

間接法でどうして血圧が測れるのか

著者: 小野哲章1

所属機関: 1三井記念病院MEサービス部

ページ範囲:P.426 - P.427

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 マンシェットと聴診器による間接血圧測定は,医師・看護婦が日常,脈拍診とともに,最もよく行う計測である.最近では,健康用具の一つとして(良し悪しは別にして),「簡易血圧計」は一般家庭にまで普及している.このように非常によく普及しているにもかかわらず「間接法でどうして血圧が測れるのか」という問いに,正確に答えられる人は少ない.また,ICUや手術室では,同一患者に,直接法と間接法の両者で血圧を測定することがあるが,両者の結果に差が生じ,どちらが本当の値であるのか判定に困ることが時に起こる.直接法にも,先月号で述べたような,種々の誤差要因が考えられるが,間接法にも,その原理をはっきり知らないことからくる操作ミス(器具の不備も含めて)による誤差がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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