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文献詳細

雑誌文献

病院39巻7号

1980年07月発行

文献概要

日本病院会理事会の唯一人のナースの参与聖路加国際病院総婦長 内田 卿子さん

著者: 高橋シュン1

所属機関: 1聖路加看護大学

ページ範囲:P.564 - P.564

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 聖路加国際病院の管理棟の入口の所に総婦長室があります.セントポーリヤの鉢植を背にし,いつも穏やかなお顔でお仕事をされているのが内田総婦長さんです.内田さんは,東京下町で生れ,熊谷高女を卒業,昭和24年に聖路加女子専門学校を卒業されました.卒後一年間の臨床経験の後,下関にある梅光女学院高校の保健の教諭として赴任されましたが,29年看護主任として再び聖路加病院に迎えられ,2年後には婦長に抜擢されています.社会的活動も,看護協会,日本病院協会等の看護に関する委員また母校の看護管理の非常勤講師,評議員等々,大変忙しく活躍しておられます.特に,日本病院会理事会のただ一人のナースの参与であることもうかがっています.
 彼女は,どんな場においても,その場その場に相応しい内容で,しかも弁舌爽やかに話される方です.話下手な私は,いつも感心し,うらやましくも思います.200名余りのスタッフを抱えられていますが,彼女の興奮して人に接しているところは未だ一度も見たことがありません.常に冷静にことを運んでおられますが,冷静過ぎるととる人もあるようです.日本舞踊,書道などを修められるなど日本女性らしい奥ゆかしさを持っておられることは余り知られていないかも知れません.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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