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特集 省エネルギー時代の病院
病院設備における省エネルギー
著者: 井上宇市1
所属機関: 1早稲田大学理工学部
ページ範囲:P.576 - P.578
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世界的な石油事情の悪化と,これによる石油はじめ電力,ガスなどのエネルギーコストの急上昇により,すべての建築は省エネルギーを強いられているが,特に病院はエネルギーの多消費型の建築であり,その要求は一層きびしいものとなる.
建築設備の省エネルギーにおいて,どの建築にも共通なことは,建築あるいはこれに含まれる設備機器,生産機械,医療機能などの機能を害することなく省エネルギーを行うことが必要条件である.この点,官庁において言われている室内温度を夏は26℃より28℃,冬は22℃より18℃にすることは病院のごとき空調が病人の一つの療養条件になっている場合は無意味である.
世界的な石油事情の悪化と,これによる石油はじめ電力,ガスなどのエネルギーコストの急上昇により,すべての建築は省エネルギーを強いられているが,特に病院はエネルギーの多消費型の建築であり,その要求は一層きびしいものとなる.
建築設備の省エネルギーにおいて,どの建築にも共通なことは,建築あるいはこれに含まれる設備機器,生産機械,医療機能などの機能を害することなく省エネルギーを行うことが必要条件である.この点,官庁において言われている室内温度を夏は26℃より28℃,冬は22℃より18℃にすることは病院のごとき空調が病人の一つの療養条件になっている場合は無意味である.
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