文献詳細
文献概要
新病院建築・31
労働福祉事業団総合せき損センターの設計
著者: 山本晴生1 今田栄二1
所属機関: 1(株)横河建築設計事務所
ページ範囲:P.613 - P.618
文献購入ページに移動 昭和51年から54年にかけて,労働福祉事業団と,雇用促進事業団とによって計画・建設された"総合せき損センター"は,せき髄損傷患者を短期間で社会に復帰させることを目的として,治療から医学的リハビリテーション,職業的リハビリテーション,職能評価,職業指導までを行おうとする,我が国で初めてのせき髄損傷の一貫した治療施設である.
せき髄損傷の治療は,まずその傷害をうけた直後から治療・機能回復訓練を始める=早期の治療が大切=といわれるように,治療・機能回復訓練を始める時期が外傷治癒後の麻痺の状態に影響する.事故現場からすみやかに患者を収容することが,短期社会復帰の第一歩である.このためこのセンターには,運動場を兼ねてヘリコプターが到着できる場所も設けられている.
せき髄損傷の治療は,まずその傷害をうけた直後から治療・機能回復訓練を始める=早期の治療が大切=といわれるように,治療・機能回復訓練を始める時期が外傷治癒後の麻痺の状態に影響する.事故現場からすみやかに患者を収容することが,短期社会復帰の第一歩である.このためこのセンターには,運動場を兼ねてヘリコプターが到着できる場所も設けられている.
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