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文献詳細

雑誌文献

病院39巻7号

1980年07月発行

文献概要

新病院建築・31

労働福祉事業団総合せき損センターの設計

著者: 山本晴生1 今田栄二1

所属機関: 1(株)横河建築設計事務所

ページ範囲:P.613 - P.618

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 昭和51年から54年にかけて,労働福祉事業団と,雇用促進事業団とによって計画・建設された"総合せき損センター"は,せき髄損傷患者を短期間で社会に復帰させることを目的として,治療から医学的リハビリテーション,職業的リハビリテーション,職能評価,職業指導までを行おうとする,我が国で初めてのせき髄損傷の一貫した治療施設である.
 せき髄損傷の治療は,まずその傷害をうけた直後から治療・機能回復訓練を始める=早期の治療が大切=といわれるように,治療・機能回復訓練を始める時期が外傷治癒後の麻痺の状態に影響する.事故現場からすみやかに患者を収容することが,短期社会復帰の第一歩である.このためこのセンターには,運動場を兼ねてヘリコプターが到着できる場所も設けられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1383

印刷版ISSN:0385-2377

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