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特集 「人間性回復」への動き 「人間性回復」の試み
—北里大学病院—医の哲学と倫理を考える部会
著者: 坂上正道1
所属機関: 1北里大学
ページ範囲:P.36 - P.37
文献購入ページに移動 新しい大学病院の建設などを契機にして,昭和46〜7年からこの10年間に急速に,病院は諸技術革新の成果をハードウエアとして取り入れた.このいわば"にせもの"の発展には次のような欠点を残したと言えよう.
①ほとんど無反省に技術革新の結果の道具のみを導入した. ②道具そのものの安全性の確認が遅れたままである. ③道具があてはめられる医療のシステムの検討が残されたままである. ④道具を取り扱う人間の側の準備が不足したままである.
①ほとんど無反省に技術革新の結果の道具のみを導入した. ②道具そのものの安全性の確認が遅れたままである. ③道具があてはめられる医療のシステムの検討が残されたままである. ④道具を取り扱う人間の側の準備が不足したままである.
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