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文献概要
特集 「人間性回復」への動き 「人間性回復」の試み
—国立長崎中央病院—離島救急患者家族の待機宿舎
著者: 横内寬1
所属機関: 1国立長崎中央病院
ページ範囲:P.43 - P.44
文献購入ページに移動 離島救急患者の家族のために,その待機宿舎が長崎県により本院内に設置されたのは,昭和47年10月である.これは,当院から県当局に要望して早速実現の運びになったものであるが,きっかけは離島の知己の開業医から私に寄せられた依頼によるものである.
「離島の住民は,本土に比べて経済的に非常に苦しい.重症の緊急患者をヘリコプターで輸送治療されることには,深く感謝していますが,このため家族が旅館に宿泊する費用1日約3千円の支出が想像以上に大変なのです」
「離島の住民は,本土に比べて経済的に非常に苦しい.重症の緊急患者をヘリコプターで輸送治療されることには,深く感謝していますが,このため家族が旅館に宿泊する費用1日約3千円の支出が想像以上に大変なのです」
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