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小特集 中小規摸病院の運営
川崎幸病院の理念と実践
著者: 石井暎禧1
所属機関: 1医療法人石心会
ページ範囲:P.836 - P.839
文献購入ページに移動 今回の医療費改定は,日本における医療経営環境の質的変化の第一歩ではないかと思われる.病院,なかんづく中小病院は,今後,経営的に存立が問われる事態も予想される.
経営的な規模の効率性だけから病院経営が論じられ,政府の医療政策が立案されていくならば,かつて有床診療所が激減したのと同じに,中小病院も滅び去るであろう.しかし,地域医療,あるいは包括医療が目指されるとするならば,地域中小病院を医療システムとして位置づけなければならないはずである.そして,そこにおける医療活動と経営の相克を超える道が示されるべきであろう.
経営的な規模の効率性だけから病院経営が論じられ,政府の医療政策が立案されていくならば,かつて有床診療所が激減したのと同じに,中小病院も滅び去るであろう.しかし,地域医療,あるいは包括医療が目指されるとするならば,地域中小病院を医療システムとして位置づけなければならないはずである.そして,そこにおける医療活動と経営の相克を超える道が示されるべきであろう.
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